その他

頭と心は別もの

 

 

 

 

モノづくりを生業にしてると

周りから「好きなことやれてていいね〜」なんてよく言われるのですが、

ところが実際は、

つい最近まで自分が本当は何をしたいのかよくわからず、

大学を卒業してから20年以上悩み続けてきたのです。

作家?いやデザイナー?それとも職人?

やっぱり研究者?いや文章を書く方の作家か?

それとも学校の先生に戻るべきか?

またお店を出した方がいいのか?。。。。

とか。。。

 

で、ボクは今年で44歳になるのですが

つい先日やっと答えが出たのですよ。。。

遅すぎでしょ。

いや、おそらくボクだけじゃなく

大半の人が「自分の本心」に気付いて

いないんじゃないかと。

 

もし、ボクと同じように悩んでらっしゃる方は

最初に自分の心の声を聞いて

次に頭の声を聞いてください。

いや頭の声なんて聞かなくてもいいのかもしれません。

とにかく心の声です。

 

一番厄介なのが、

頭の声が心の声にすり替わってることです。

これがいわゆる洗脳ってやつです。

ボクらの頭は想像以上に人間が作り出した変な常識に洗脳されています。

他人の考えや義務教育で教えられたことを正しいと思い込んでいたり、

勝ち負けや人の評価、他人の目やトレンドを気にしたり、年収だったり、

そんなエゴに振り回されて物事を判断したり選択しているわけです。

発言や行動するとき「それが自分の本心かどうか」を見極める必要があります。

 

例えば、

道端で明らかに困ってそうな人がいるとします。

ボクらは「困ってる人がいたら助けなさい」と子供の頃から

常識として教えられているので、そこそこ真面目な人は

条件反射でその人に声をかけるでしょう。

でも本心では本当に助けたいと思ってるのか疑問です。

もし自分の周りに友人や知人がいたら、

自分はとても親切な人間だと周りに見せつけたいがゆえに

エゴで行動しちゃう人もいるはずなんです。

そして助ける事が本当に良いことであるとも限りません。

その人を助けてしまったことで

その人が自分で解決し学ぶべきだったチャンスを

妨害したことにもなるわけです。

時をさかのぼれば、子供達に「困ってる人がいたら助けなさい」と

教えた本人ですら、こういう真面目な事を教えている自分が

カッコイイというエゴに陶酔して教えていただけかもしれないのです。

 

実際ボクも学校で教える立場にいましたが、

その学校の方針に沿った上で発言しないといけないわけで

自分の本心が言えないことが多々あり悩みまくったもんです。

それでもボクは結構本音をぶちかましていた方ですが。

 

ある学生がボクに「資格ってとった方がいいですか?」と

聞いてきたら、ボクは容赦なく

「いらないっしょ!」

「国家資格はいるだろうけどそれ以外はだいたい協会の金儲けやし、

そんなルールに縛られた人間はつまらん!」

「だいたい履歴書に資格書きまくってる時点で胡散臭い!」

「オリジナルな人間がカッコイイよ」

と専門学校のティーチャーらしからぬ発言を日々炸裂していました。

資格を教えるティーチャー達からは

「あなた学生達になんてこと言ってるですか!」と

そりゃもう言われまくりましたね。

 

 

 

で、話は元に戻りまして、、、、

 

 

 

ボクが思うに

脳はただデータや常識をコレクションした辞書であって

それに沿って小手先の処理を行うパソコンと大して変わらない。

ボクらは頭にPCを付けられたアンドロイドのような生き物で

心だけが本当の自分であり魂なのですよ、きっと。

 

こうやって冷静に考えると

今自分が選択しとっている行動が本心なのかどうか

結構食い違ってくるはずです。

早いうちに手を打たないと

ボクみたいに40過ぎて気付くことになりかねんです。

 

ボクがこういう話をすると

やっぱりベロさんは学校の先生に戻るべきなんじゃ?ってよく言われる

のですが、これもまた頭の辞書にある「こういう事を言う人は先生っぽい」

という常識に落とし込もうとしているだけで正しい事でもないのです。

 

 

で、

 

ボクが本当は何をしたいのか

 

でた答えはとても単純です。

 

 

心の声

 

「自由でいたい」

「ワクワクしたい」

 

だけです。

 

それに沿って頭で処理すべきことが

 

ワクワクするためのモノ作りや未知の研究、

人々の心を解放させるために活動する

いや、ここはむしろ自由でワクワクに

繋がるならモノ作りや研究とかにこだわらず

手段は何でもいい

 

ってことです。

 

 

心と頭が伴って初めて完全体になるのかもしれませんね。

 

 

皆さんも自分の心にアクセスしてみてください。

ちゃんとアクセスできれば

スッキリしますよ。

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他

クルージングのススメ

新年ということで

ハーフキャブが新品になりました。

いったい何足履き潰したのでしょうか。

ワタクシ今年でスケボー始めて30年になるんですね〜。

さすがにもう年齢的にユルユルとクルージングを

楽しむぐらいですが。

 

で、今さらですがスケボーすごくオススメです。

 

年をとればとるほど

何かしら考え事って増えてきますよね。

人って頭で考えれば考えるほど良くない方向にいくんですよ。

リラックスして「無」でいればいるほど

いい事がおきたり、潜在能力が開花したり、

何事もうまくいくもんです。

北斗の拳でいう無想転生、

スピリチュアルな言い方だと「引き寄せの法則」って

やつでしょうか。

 

スケボーって結構「無」になれるんです。

 

トリックせずにゆらゆら乗ってるだけでも十分気持ちがいいです。

 

若い頃は刺激と自己表現のために乗ってましたが、

今となってはヨガの感覚に近いかもですね。

 

そういうスケボーのスタイルも楽しいですよ。

興味のある人はぜひ。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不思議話

前衛たばこクリエイター集団ヤニーズ事務所(妄想短編)

203X年。

2020年から始まった禁煙ブームのおかげで

たばこ産業は衰退していた。

財務省はたばこブームを再燃させるベく、

今までにない前衛的なたばこを開発する組織

「ヤニーズ事務所」を設立。

財務省の回し者である所長のヤニーさんは

日本全国から現代アーティスト、詩人、科学者、デザイナー

などイカれた変態野郎を集め、

日々アバンギャルドすぎるたばこの開発に取り組んでいた。

 

 

今日はハイパーオカルティック生物学の第一人者ヤマさんのプレゼンの日だった。

メンバーは皆ワクワクしていた。

 

「あの人マジでやべぇ〜っすからねぇ」

「ぱねぇっすよね〜」

「ボクらの間じゃレジェンドっすからねぇ」

 

 

ヤマさんがやってきた。

ハゲ散らかしまくった白髪頭にヤニで茶色に染まった白衣、

ギョロギョロして血走った眼球、まさに絵に描いたようなマッドサイエンティストである。

 

 

「え〜〜、皆さんお疲れさまです」

「まずは僕の作ったたばこを吸ってみてください」

 

全員にサンプルが配られた。

 

モクモクモクモクモクモク、ぷはぁ〜〜〜〜。

 

 

 

現代アーティストのタカさんが感想を述べた。

 

「香ばしいっすね」

「なんだか夏休みの前日を思い出しちゃいましたよ」

「あのウンコの先っちょがはみ出そうなキュンとする感じっていうのかなぁ〜」

「ワクワクしますね〜」

「へへへ」

 

ぷはぁ〜〜〜〜。モクモクモクモク。

タカさんは遠い目をして思い出にふけっていた。

 

 

 

「さすがタカさん」

「わかってらっしゃいますね」

「そう、このたばこのタイトルは”あの夏を忘れない”なんです」

 

「まぁ漢方に近いんですがね、、、、」

「成分の80%はヒラタクワガタとカブト虫のすり身」

「15%はクヌギの木とその樹液、残り5%は腐りかけのスイカエキスなんですよ」

「どうせ吸うのは昭和の残党どもですからね、年齢的にも滋養強壮、スタミナ、あと懐かしさも必要かと思いましてね」

「皆さん、夏休みを思い出してください」

「どこからともなく漂ってくるクワガタとカブト虫のニオイ、おぼえていますか?」

「クワガタ飼ってる虫カゴ開けたら、エサにしてたスイカの食べ残しが腐ってたでしょう」

「あのすぅぃ〜てぃ〜なニオイも皆さんの思い出だと思うんです」

「やる気が出ること間違いなしです」

 

 

 

 

 

 

「おおおおおおおお〜〜〜〜〜〜!」

 

 

 

 

誰もが納得していたが

所長のヤニーさんだけはまだ納得していなかった。

 

 

「ヤマちゃんよぉ〜〜」

「懐かしいのはいいんだけどさ〜、なんでさ〜、ヒラタクワガタとカブト虫が滋養強壮に役立つわけ?」

 

 

 

「え?何言ってんすか?」

「知らんのですか?」

 

「6センチ以上の大ヒラと力比べしたことないんすか?」

「半端ねぇ〜ですよ!」

「あのアゴの力、ぜってぇーーーおかしいですって!」

「だって、大人でもこじ開けれねぇ時があるんすよ!」

「挟まれて指に穴あいちゃった奴もいるぐらいっすよ!」

「あのスカスカの体のどこにあんな筋力があるのか不思議に思ったことないんすか?!」

「ヒラタとカブトが人間サイズになったらどうなると思います?」

「ゾッとするでしょう?」

「奴ら、ぜってぇーーーこの世の物理に反してますって!」

「この世界、マトリックスだってーーーー!」

 

ダァーーーーン!!

 

ヤマさんは机を思いっきり叩いた。

 

「あの底知れぬ謎の力、このまま放っておくわけにはいかんのです」

「人類の未来の為なんです」

「宇宙の謎だって解けるかもしれないんです」

「所長、お願いします!」

 

 

他のメンバーも団結した。

 

「所長、お願いします!」

「人類の未来の為に!」

 

 

 

ヤニーさんは目をつぶり腕を組んでじっとしたまま聞いていた。

そしてぼそっとつぶやいた。

 

 

 

 

 

「ノーベル賞だな」

 

 

 

 

「え?」

 

 

「これはノーベル賞もんだよ、ヤマちゃん!」

 

 

「本当ですか!」

 

 

 

ヤマさんは心の底から喜んだ。

今まで変態以外の誰からも受け入れられなかった

ハイパーオカルティック生物学が、

55歳にしてようやく認められたのである。

ヤマさんはその日の夜、嬉しさと開放感のあまりデリヘルを呼んで

30年ぶりにフィーバーしまくった。

 

 

 

翌日、ヤニーさんは”あの夏を忘れない”のサンプルと企画書

をまとめて細川財務大臣にはりきってプレゼンした。

 

「細川さん、たばこ革命おこしちゃいますよ」

「どうですこれ?」

 

 

 

 

「まぁ面白いんだけどね、、、」

 

「実はね、クワガタの力は国家機密なんだよ」

 

 

「はぁ?」

 

 

「君達が関与することは許されないんだ」

 

 

「え?、、いや、、しかし、、、」

 

 

「クワガタと自分の命、どっちが大切かわかるだろ」

「君は国を敵にまわしたいのかね?」

 

 

「は、はぁ、、、、でもですね、、、」

 

 

「ヤニー君!」

 

 

「は、はい!」

 

 

「この件は忘れたまえ!!」

 

 

「承知いたしました!」

 

 

 

その後ヤニーズ事務所は閉鎖を免れたが

「真理を追求しすぎた者死あるのみ」と上層部から脅され、

クソつまらないたばこの開発をするようになった。

そしてヤマさんだけは謎の黒装束軍団に命を狙われるようになった。

しかし、若かりし頃オカルト映画を観すぎたヤマさんは

それがちょっと嬉しかったらしく、

「I WANT TO BELIEVE」とプリントされたクワガタTシャツを作り、

ヤバい奴らに追われてる自慢の講演会とTシャツの物販を

全国各地で行い儲けまくっていた。

 

 

それから1ヶ月、

ヤマさんはこつ然と姿を消した。

 

 

ヤマさんは真のレジェンドとして語り継がれたのであった。